GIRO2週目へ

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    ジロの影響力は恐ろしい。色々な偶然が重なったとはいえ、1日逃げただけでとんでもない知名度を得てしまった。なにかを成し遂げたわけではない。ただ逃げただけ。珍事でもなんでもない。

    プロスポーツ選手に課せられた使命とはいえ、日本でマイナースポーツの名もなき選手をやってきた身分としては正直困惑している。

    急に有名人になってしまったためにメディア対応やスポンサー対応などが舞い込み、スケジュールてんこ盛りの日々。

    自分の選手歴も10年を超えているが、この10年で受けたインタビューの総数にジロ期間のインタビュー数が並ぶくらいになるかもしれない。

    とにかく時間に追われる毎日。レースが終わってからホテルに戻るのが19時ごろ。マッサージを受けて、夕食を鱈腹食べて、睡眠時間を作らなければならない。

     

    一日中full gas(朝食から腹的に全開)なのに、さらにこの手の仕事が追加で舞い込んでくるのは辛い。しんどいと感じるときさえある。

    マリアローザには頭が下がる。毎日とんでもないスピードで(もっとも彼らはそこまで速く感じてないだろうけど)200kmほど走り、シャワーも浴びずに表彰を受けて、そのまま数時間プレス陣に軟禁されて。他の選手に比べて圧倒的に休む時間は少ない。

     

    そのような選手を差し置いて、自分のような若輩者がなにを厚かましい、というのは正論。

    もちろんこれもなんたる贅沢な悩みだ、ということは重々承知している。

    それだけの世界きっての大舞台。偉大な先生から頂いたお言葉通り、今自分は夢の中を生きている。


    Giro di Sicilia

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      参加した選手皆が大会まえに「シチリアは暖かいから!」と言われたはずだ。

      しかし蓋を開けてみれば1日たりとも暖かい日などなかった。現地民いわく1月ですら20℃近くあるらしいが、大会期間中は12℃程度。標高1000mほどまで上がって下ってのステージでは連日雨が降り、凍えた。固形物の補食は寒さで震えて噛むことができず、誰かに咀嚼して欲しいとまで願った(おっさんを除く)。顎関節症予備軍なのも職業病だろう。

      ここまでの寒さを経験する人間が世の中にどれほどいるか。

      今回は霧もトッピング。目視で確認できるのは目の前3〜4人まで。5人目は霧の中。土砂降りの雨で凍えながら時速80〜90kmで下るとさすがに正気ではいられない。5人目は霧のなか。 この先、右に曲がるのか左に曲がるのかもわからない。

      挙句の果てにシチリアの路面は超スリッピーときた。

      コーナーのたびにガードレール脇に倒れ込んでいる選手を目にする。

      もう知るか!!と割り切るしかない。

      このスポーツは安全第一の日本には向いてない、と同時に、まだ生きてると強く感じた。

       


      2019.3.28

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        渡伊。

        念願叶ってボヘミアン・ラプソディを鑑賞。機内にて人目を気にしながら号泣。フレディの死にではなく、頂点に立つまでの過程に、だ。

        みんな目には見えない大きなものと戦っている。そいつが手強い。


        strade biancheとLarciano

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          まだ3月といえばそれまでだが、成績だけでなく自分自身の満足感として今シーズンいい走りができていない。

          フィジカルの問題ではない。もちろんストラーデビアンケのようなワールドツアーレースに行けば苦戦必須のはわかってる。そんなの日本人誰が走ってもそうだ。そんなのを勘違いできるほど馬鹿じゃない。

          去年走り切るだけでも血を吐く思いをしたレースで、今年はいくらか余裕を持てて走れてる。これは勘違いじゃない。しかしほんのちょっとの不運や自分のボケで全くその余裕を活かせてない。頭に来る。

          世界トップクラスのレースを周っています。今日も仕事をしてからレースをやめました。そんな誤魔化しを1年中続けてなにになるというのだ。


          2018.3.6

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            南仏へ。

            以前から企てていたトマん家訪問。去年からお誘いいただいていたものの都合が合わず。

            片方がアジアにいるときに片方がヨーロッパにおり。

            ついに今回伺えることになったのである。

            2013年から4年間チームメイトだったとはいえ、8日間も邦人を家に置いてくれたトマとセリーヌ婦人にマジ感謝。そしてあれだけ日本を好きになってくれて、日本の文化を食わず嫌いなく受け入れてくれていることにも感謝。

            自分よりかっぱ寿司に詳しかったことには本当に驚いた。

            自分に似て一見寡黙に見えるトマだけども、決して無口でもなく難しい性格でもなく。自分と違う点はスマートなところ。

            滞在期間中にJBCFのニュースが出たりもしたので、トマからみて日本の自転車界がどう見えるのかも真剣に話してみた。ヨーロッパのレースで年間スケジュールを走っていた選手がアジアのチームに入って、モチベーションとコンディションをキープするのは容易いことではないと思う。

            骨折中の石上くんと話せたこともそうだけども、普段そう滅多に関わらない畑で頑張っている人間の話を聞くのは面白い。

             

             

             

            隠れパンラバァーの自分としてはフランスのパン屋は世界屈指のエンターテイナー。


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