Tour of IRAN

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    泣く子も黙るイランへ。

    前記事に書いたカザフ遠征の食あたりで4人が腹を壊し、西薗氏がイランはDNSとなった。少なくとも解散する以前は自分のほうが重症だったが、奇跡の回復。新城雄大にいたっては「腹痛いです。」と事あるごとに呟きつつも、出国直前の成田ではつけ麺を完食。「うまいです」とか。学歴に勝った瞬間だ(!)

    レースはイラン北西部のタブリーズ周辺で行われた。あの悪名高きタブリーズの本拠地。ただ今年のリザルトをみると本調子とはいえず、直近のカザフでもおとなしかったことから、イケるんではないかと期待していた。

    ただ我々もカザフからの帰国に死にかけの状態で2日ほどかけ、日本に2日ほど滞在(療養)、イランへの移動にまた2日ほどかかる。ツアーオブイラン直前一週間が全く練習できていない危機的状態だった。とりあえず様子見ながら...と行きたかった。

    が、蓋を開けてみればタブリーズはタブリーズだった。

    200km超えのステージも臆すことなくレース前半から終始チームTT状態で、集団を20人ほどに絞る荒業を幾度となく披露。

    恐ろしいほどの力だった。

    しかし優勝はタブリーズ以外の選手。強大なタブリーズについていけるだけの最低限の力を保有しており、彼らがスキを見せた瞬間を逃さず他の選手に差をつける何かを持っていた選手が優勝していた。

    自分はタブリーズに付いていくだけで精一杯。悔しいが、一週間前に血を吐いていたことを考えれば、総合17位、UCIポイントたったの3点も致し方ない。食あたりによる減量が功を奏したか。

    イランは自分が過去に行ったイスラム教の国でも、一番濃厚な国だった。女性は決して肌を見せず、酒は一切手に入らない。インターネットは検閲が厳しく、アメリカからの経済制裁によってクレジットカードはほぼ使えない。正直不便としか感じなかったが、これも異国の空気。これも旅。

    こうして今年のジャパンカップ準備計画が完了した。

     

    帰りに寄ったイスタンブールにて。このメンバーでの活動もあと数回。

     


    カザフの苦い思い出

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      とにかく寒かった。今思い出されるカザフの思い出といえば、まずそれだ。気温でいえば3〜5℃。運良くレース時間は止んでいたものの、思うに今年一番の寒さのレースだったと思う。

      そしてアスタナの強さ。地元でのレースということで1クラスとはいえ、それなりに重要視していたらしくWTチームの気合を感じた。我々だけではなく、アジアの強豪コンチやプロコンチでは歯が立たなかった。

      そして最後は食あたり。レース期間中は素晴らしいホテルに滞在しており、とても豪華な食事だったのだが、クロージングセレモニーがホテルとは別の会場で開かれ、そこで食べた食事が不味かった。

      自分に真っ先に症状が現れ、倒れた。嘔吐、下痢、発熱。以前のインドネシアで無敵の腹と云われることもあるが、わたしも人間だ。

      帰りの飛行機に乗る前に出せるものは全て出し尽くし、吐血までした。

      カザフからの帰りはまた別のハプニングが重なったりで、丸2日ほど帰国までかかったのだが、ほぼ何も飲まず食わずでずっと寝ていた。カザフ帰国からイランへの出国まで中2日ほどのスケジュールだったので、「嗚呼、こりゃイランもおわた」なんて思っていたけども、帰りの飛行機でずっと寝ていたのが功を奏して、帰国時には回復。奇跡的にイランに行けることになった。

      カザフイランジャパンカップへの連戦に備えて、北海道のあともハードワークを重ねてコンディションをあげてきたつもりだったが、レースの走りには繋がらなかった。寒さのせいだ。

       

       

      にしても、弊チームの過半数がアスタナのヤコブ フグルサングを知らなかったという由々しき事態について。

      しっかりステージ優勝したフグルサング選手に謝っていただきたいと思う。


      今年の北海道

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        わかってはいたけども、まだコンディションが完全ではない。急務ハードワーク。

        第一ステージではチームの惜しみない努力が功を奏した。大きなアドバンテージを得た逃げ集団に対して、どこよりも力を使って追ったのはアンカーだった。「あーあ、アンカー焦って追っちゃってるよ。ラッキーラッキー」と思っていた他チーム選手は少なくないはず。

        しかし龍がステージ優勝してくれたことであの働きは一気に報われた。チームでレースを作り、最後も決めるというのは本当に気持ちがいい。でも満場一致の感想は、ダミアン強すぎワロタ

        ということで2日目はリーダーチーム。なぜか集団を引くときに限って、いつも向かい風な気がする。まだ本調子じゃない自分は、ダミアンと学に助けてもらいながら三人で集団コントロール。後半には他のチームの手も借りながら、最後は予定通りに集団スプリントに持ち込めた。一日中向かい風の180kのステージ。堪えた。

         

        一緒に仕事した選手たちと遅れてゴール at stage 2

        Photo: Komori Nobumichi

         

        最終日は一ヶ月以上前から鼻息荒く「北海道の総合はおれに任せんしゃい」と言っていた西薗氏で勝負。

        最後は惜しくも2位という成績だったけども、男気あふれる打ち上げの支払いがかっこよかったよ!!

        自分は最後の勝負どころ前での集団内の位置取りで脚を使い、遅れたあとも、今後のために練習のつもりでゴールまで頑張った。同じタイミングで遅れた学がなぜか競り合ってきて、ふたりの勝負風に。

         

        最後は特に踏んで先着。楽そうに見える椿は絶対にやせ我慢だ。

        Photo:Komori Nobumichi

         

        チームの実力はしっかりと示せた。今度は自分の番。次はカザフスタンへ向かう。

         

         

         

         

         

         


        復帰戦のシマノ鈴鹿

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          photo:Komori Nobumichi/HATTRICK COMPANY

           

          鎖骨骨折からの復帰戦はシマノ鈴鹿。ショートレースとはいえ、そのぶん負荷は高い。骨折した全日本からの2ヶ月間、じゅうぶんな練習をしてきたとは言い難いので、全然期待しないで参戦。転ばなければGood Job!くらいに思っていた。スプリント?いやいや、無理です。

          ただレースが始まってしまえば頑張ってしまうもの。危険な逃げができかければ追ってしまう。そうこうして逃げ切りメンバーにすっぽりと入る。プレッシャーのないレースをじゅうぶんに楽しめた。ゴールスプリントでは、小集団なのに肩をぶつけあって位置取りをしている選手たちに気圧される。なにせまだ骨くっついてないし、できることはやった。あとは西薗良太に任せよう、としていた。しかしここでも迷う。少しでも上位でゴールしたい、と欲が囁く。結局、2ヶ月ぶりのスプリント。

           

          photo:Komori Nobumichi/HATTRICK COMPANY

          photo:Komori Nobumichi/HATTRICK COMPANY

           

          結果は7位。西薗良太は6位。なにがなんでもさしたかった。あ、いや違

           

          復帰へ向けたコンディションの成長具合は、ある程度の自信を持っていた時期があったものの、宇都宮で譲さんと練習にいって砕かれたりもした。はたまた違う練習会ではまた少々の自信を取り戻したり。この鈴鹿も少しはポジティブな材料になりそう。

          とはいっても、この類のレースではある程度誤魔化せたりもするもの。本当の意味での復帰戦は来月からのレース。

          今が低いから当たり前なんだけども、最近は日々少しずつ走れるようになってきているのが目に見えてわかるから楽しい。


          SUWA

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            もうあれからだいぶ経ってしまったが、諏訪湖へ参った。

            BGTスポンサーであるシマノさん主催のイベント協力。これが骨折後の外での初乗り。こうして鎖骨骨折から職場復帰と社会復帰を遂げた。イベントは二日間であったものの、現地確認のために数日前から諏訪湖の辺りに滞在。同じくイベント協力のためにいらしていたシマノレーシングチームと諏訪を堪能した。昼は走り、夜はご当地グルメ。あの時期は毎日花火をあげる大盤振る舞い。

            近くには映画 君の名は。のイメージにつかわれた湖があると聞き(諸説あり)、日暮れ前に行ってきた。その映画をみていないという西薗氏は自分のことを冷ややかな目で見てきたので、一度映画を見ることを勧めた。i tunesで見ると言っていたのだが、果たしてみたのだろうか。彼の口から出てくる感想はおおよそ想像がつく。

             

             


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