7回目

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    12月某日早朝、抜き打ちドーピング検査のため叩き起こされる。朝に絶望的に弱い人間としては歓迎できないシチュエーションであるが、毎度毎度訝るほどに検査官が礼儀正しい人なので、「あ、お疲れさまです」となる。

    1年中居場所を伝えないといけないなんて度を越しているとも思うけど、これなしでは現状業界の信頼を守れないのも事実。

    「ドーピングコントロールで起こされるなんて酷い1日の始まりダヨネ」と同情していただいたけど、逆に尋ねれば検査官は朝4時起床からの迷宮としか思えない日本の電車を乗り継いで、ここまで辿り着いたとのことだった。しかも検査のあとは別の仕事が待っていると。

    お帰りになる間際「ユーはこのあとまたベッドに戻るのかい?」との問いに「イエス」と答えると「 You are lucky man」と言われるのであった。

     


    問われるのは人間センス

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      あちらこちらで話されているように、世界のサイクルロードレース競技レベルはここ数年で大きく進歩した模様。

      チームメイトたちも含め、長年欧州のプロトンにいる選手たちが皆口を揃えるように言うのだから、恐らく間違いない。

      よく日本と世界との距離が議題にされるが、日本のレベルが云々でなく、あちらが大きく伸びている。

      理由のひとつに科学的なアプローチが度々挙げられる。驚くほどのことをやっているみたい。

      しかし我々は実行できるものに限界がある。練習方法でも考え方でも、足りないものを自分のなかから見つけ、沢山のやるべきことに優先順位をつけて、然るべき対応をする。このセンスが欲しい。

      生業に関係なく、死ぬまで役立ちそうなスペック。

      不惑の林檎さんは余裕しゃくしゃくでも、而立の私は手一杯のテンコ盛り。

      と、このあいだ中洲で水炊きをいただきながら話した。練習します。


      飛行機のはなし

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        今年もよく飛行機に乗った1年だった。

        BSではチーム拠点の最寄りの空港にエール・フランスしか飛んでいなかったために、使う航空会社はエール・フランス縛り。つまりはスカイチーム。

        今年はどうしようかと昨年末に考えた。中東経由のフライトは安価だが、時間が掛かりすぎる。しかも超過荷物にやたらと厳しい。(BSのときにCDGのカウンターにて、数時間に渡って押し問答した経験あり)

         

        そして今年はANAさんとスターアライアンスにお世話になろうと決意。

        みなさんもご存知な八王子なかたがいつも喋っていたのでSFC修行という言葉は知っておりましたが

        さすがにステータスをあげるためだけに飛行機に乗りたくないと考えていた自分にはちょうどいい機会。

        どうせいっぱい乗らなきゃいけないんだったら楽しんでしまえ。と

         

        それでもシーズン終了時にはプラチナステータスまでたどり着くか着かないか微妙な地点にいたために、仲間と行ってきました。香港。

        旧知の仲である選手の卒業旅行と銘打って。

        結果、日欧間5往復と福岡羽田の片道、香港旅行にて解脱。

         

        皆さんが一番気にされるPP単価ですが、僕の場合ウルトラ高額になっております。ギリギリまでPP単価を減らして解脱した人の倍は超えるかと。やはり安くポイントを貯めたい人はヨーロッパではなく、国内かアジアへ向かうことをおすすめします。

         

        ヨーロッパ間の移動に使ったライアンエアーも含めるとどれだけの時間を機内で過ごしているのだか。

        まだまだ乗りますよ飛行機。

        来年は移動疲れに対してもっとシビアに対策を練らなくてはね。

         

         

         

         

         


        イタリア滞在

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          レースが空く期間があり、2週間ほどブレシア州に滞在していた。たったひとりで2週間もホテルにいるのも退屈だし、どこかに出かけようかとも考えたが、それにかかる費用や手間、時間を考えると面倒くさくなり、やめた。

           

          日本でイタリアに滞在しているというと、だいたい羨ましがられる。それもわからなくはない。しかし大半の人が想像するイタリ生活と自分のとでは大きくかけ離れている。例でいえばローマやベネツィア、ナポリの中心地には一度も訪れたことがない。

          練習やレースまでの移動を考えれば郊外に滞在するのがマスト。

          10代のときはフィレンツェの中心地に住んでいた日本人留学生を羨ましく思ったこともある。

           

          最近よく滞在するホテルのレストランが日曜の夜だけ休みのために、ひとりで外食に出掛けた。

          日曜に開いているレストランは少ない。

           

           

          ひとりでピザを食べている人間など自分以外にいなかったわけだが、こうしてみるとそれなりにイタリア滞在を満喫していると認めざるをえない。

           

           


          Livignoでの高地合宿

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            関東の熱が記録的になる前に日本を脱出。アルプスの山の上にいる。2000m超えのここでは最高気温は20℃ほど。

            今年参加したワールド・ツアーのレースで感じた自分たちに足りないものは実力や才能だけではない。

            準備体制の部分ですでに大きな遅れを取っていると言わざるをえない。

            資金面ももちろんだが、チームとして年間スケジュールのなかでどこに一番注力しているか、という差もある。

            いままさに開催中のツール・ド・フランスでもワイルドカード枠で参加しているチームの影が心なしか薄いを見てもらえばわかると思う。誤解はごめんだが、彼らが弱いと言っているわけではない。彼らの強さはこれを読んでる人たちよりは知っているつもり。

            高地合宿は自分に足りないと思った多くの準備のひとつ。万人に100%の効果が現れるとはいえないらしいが、大多数の選手とチームが行っているのには理由があると思う。現にこのアルプスの山の上には男女問わず、アマチュア、トッププロの数多くの選手にすれ違う。

            しかしただ山の上にいればいいというわけではなく高地ならではの練習のやり方がある。自転車に特化したこのノウハウは日本にいてもなかなか手に入らない。というのも日本の自転車選手たちにはあまり浸透していない。どこかのチームが継続的にしているという話は聞いたことがないし、数少ない自分が仲良く話す選手から高地合宿の話を聞いたことがない。

            日本チャンピオンになり三十路になるまで高地合宿をやったことがなかった。

            しかしニッポのイタリア人たちに聞くとジュニアカテゴリー、おそくてもアンダーの一年目から欠かさずに一年に一回は皆がやっている。

            こんな感じ。

            このノウハウや経験を持って帰れるのはありがたい。

             

             


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